いいおしいこ な遠足~第2章~
その時の私はかなり落ち着きがなく、何回も座り直したり足をせわしなく動かしたりしていたので 端から見たら、トイレを我慢している事は一目瞭然だったと思います。
私は必死に我慢しましたが、どんどん尿意は強くなって、もぅ きつく前を押さえていないと漏れてしまいそうになっていました。
そんな時、隣にいた友達が私に声を掛けてきました。
※「しーちゃん、もしかしておしっこしたいのぉ?」
しいこ「―っ!!」
私はこの頃から かなりの恥ずかしがり屋で、トイレを我慢している事がバレた事で頭や顔が沸騰しそうなぐらい熱くなって、何も言えずにいました。
おしっこが漏れそうな事もあって、心臓は飛び出しそうなくらい激しく鼓動していました。
友達は 何も言わない私に対して、もう一度 問いかけました。
※「しーちゃん、おしっこー?」
しいこ「…」
私は黙ったまま、ただ小さく頷きました。 恥ずかしくて顔から火が出そうです。
更に友達は続けてこう言ってくれました。
※「がまんできるー?せんせーに言ってあげよっか?」
この友達は、私と違ってとてもしっかりしていて 性格もハキハキとしていました。 きっと私を心配して言ってくれたんだと思います。
でも、私は…
しいこ「やめてっ…だれにもいわないで…!」
※「えー、でも 言ったほうがいいよー」
しいこ「だいじょうぶ…がまんっ…できるもんっ…!」
私は恥ずかしさから、友達の助けを断ってしまいました。 今思えば、この時 素直になっていれば、また違った未来があったかもしれません…。
友達は私の言葉を信じてくれたのか、先生には言いませんでした。 そして、私の肩に手を置いて 心配そうに励ましてくれます。
※「だいじょーぶー?」 「ちょっとずつうごいているよっ」 「がんばってっ」 …。
その時の私は、それに応える余裕はありませんでしたが、とても嬉しかったのを覚えています。
やがて私は、常に足を動かし、更に前を押さえていなければ 漏らしてしまう程に尿意が高まっていました。膀胱はもうぱんぱんです。
そして、破滅への第一歩が訪れました。
ちょろっ…!
しいこ(ぁっ…)
我慢できずに、少し ちびってしまったのです。
※第3章へと続く…
●ろりっ子の遠足バス渋滞おしっこ我慢2です、お待たせいたしましたm(_ _)m
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